テスト施工から二十年。改良に改良を重ねて送り出した「ユナイトMF工法」。信頼性の高い改質アスファルトシートを専用アンカーで躯体に固定するこの工法は、改質アスファルト防水の分野に特化する弊社が、はじめて実用化に成功した画期的な工法です。
「環境に優しい工法」
「改修工事の増加」
「耐震対策としての軽量化防水」・・・・。
21世紀の防水の求められるニーズは「長期的な信頼性」だけではありません。
ユナイトMF工法はこれらの新たなキーワードに応える新時代の防水工法です。
軽量化と信頼性の露出標準仕様、耐久性を増した複層仕様、下地処理とセットされた改修仕様、ステップボードとのコンビネーションによる軽歩行仕様など各種の防水バリエーションの中から最適の仕様を選択できます。ユナイトMF工法は改質アスファルト防水の分野に新たな可能性を拓きました。

施工手順


露出工法の標準的な施工手順を下図に示します。

施工に先立ち下地に対する固定釘の引抜き強度を確認して下さい。特に既存防水層がある場合には下地がRC下地か、また断熱材の有無を明確に把握します。これにより固定釘の種類と長さを選定します。

極端な目地部の段差、不陸部分は樹脂セメント等で調整して下さい。改修時の立上り部や排水溝部の既存防水層は原則として撤去して下さい。旧防水層のふくれは切開後修復して下さい。ユナイトプライマーSは密着部となる立上りから平場部200〜300mmの範囲に塗布します。塗布量は0.2です。
入隅部は滞留しないように注意して下さい。
ドレン回りはメルトベースをトーチバーナーで溶融しコテで押さえ下地によく馴染ませます。鉛製絶縁ドレンを使用する場合は部分接着とし下地湿気の通気路を確保して下さい。
出入隅部や入隅コーナー部はテープVで補強します。トーチバーナーで十分に溶融し下地へよく密着させます。架台等役物回りも同様に処理します。
水勾配に逆らわないように水下側からドレン振り分けで張りあげていくシートの配置とします。
シートを拡げしわのないように修正し、サイドラップはラップ線に沿って100mm重ねます。エンドラップは100mm以上重ねて下さい。
割り付け後約半分(4m)を巻き返し施工に入ります。
ポイントはラップ部を溶着接合してから反対側をアンカー固定することです。

 予備孔の開孔 〜 打込み
アンカーの打込みマーカーラインに沿って500mm間隔でシートを固定します。アンカーの引抜き強度により打込みピッチが異なりますので注意して下さい。
ハンマードリルで予備孔を開けます。
穴径、深さは用いる固定釘により異なりますがRC下地用標準アンカー(Y-530)の場合は5.3mmのドリルを使用し径5.5mm、深さ35mm程度です。切粉を取除きプレートをセットし、ハンマーで打込みます。

 自動連続釘打ち機
自動連続釘打ち機(コンストラクションツール)はエアー圧力により連続的に下地へ固定が可能で面積の大きい防水施工に威力を発揮します。
アンカーの位置へのマーキングは手動打込み方式と同様に行って下さい。
専用コンプレッサー、サブタンクをセットし規定圧力(10〜12kgf/cu)を確認。プレートをガン先端にセットしエアー漏れを生じさせないように垂直に打込みます。
RC下地専用の標準釘はφ3.5mm、長さ30mm(AK830)を使用します。マガジンには60発の装填が可能です。自動連続打ち機の取扱については別項をご参照下さい
 トーチバーナー
ラップ部のみをトーチで張付けていきます。下側のシートは表面のアスファルトが軽く溶ける程度にあぶります。上側のシートは裏面をあぶり溶融アスファルトが5mm程度はみでるように施行して下さい。ローラー転圧すると接合性はさらに向上します。エンドラップは表面砂を軽く埋め殺してから上層シートを溶融し接合します。3枚重ね部は三角カットし入念に接合して下さい。
立上り部は一般のトーチ工法接着張りと同様の施工要領で施行します。浮きがないように入念に張り付けて下さい。特に入隅部は浮きがないように、一方から追い込むようによく転圧して仕上げます。

UMF工法は絶縁工法のため下地よりの湿気は前面に分散する部分的なふくれは発生しません。
UMF工法の脱気筒の設置は防水下地の飽和湿気の排除を目的としており、設置にあたっては設計者、元請けとご相談下さい。
防水層端末部は所定の金物で押えユナイトコーチングやシーリング材処理をして下さい。

保護塗装に先立って防水層接合部を点検して下さい。
絶縁工法のため接合部の水密性がポイントとなります。ヘラを差込み接合の不良箇所はハンドバーナー等で修正します。
特にシート3枚重ね部やコーナー入隅部は入念に確認して下さい。ユナイトコートは2回塗りが原則です。
開缶後、十分撹拌してから使用して下さい。標準塗布量は0.3〜0.4です。刷毛やローラーに充分塗料を含浸させてからしごくようにして塗布します。軽歩行用の骨材入りコートの場合は1.2です。

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