【 常 温 工 法 】
“トーチ工法”バーテックスシート・“ワッペン工法”ハイタックシート


トーチ工法の防水施工


標準的な施工手順を下記に示します。(トーチ工法仕様 NV-40)

1)下地コンクリート面は、平滑で凹凸がないこと。また、鉄筋・番線等の突起物、粗骨材、モルタルのこぼれ等は、防水層を損傷する原因となるので、完全に除去します。
凹凸がある場合は、サンダー等で平滑にし十分に清掃して下さい。

2)下地は十分に乾燥していることを確認します。
特にデッキプレートなどに現場打ちコンクリート打設した下地は乾燥が遅いので膨れを生じやすくなるため注意してください。

3)下地の形状
設計図による所定の勾配が取れていることを確認して下さい。

出隅、入隅は下図のように面取りをします。
プライマー塗りは、下地の乾燥を確認し清掃した後、行います。
ユナイトプライマーS(またはSPプライマー)を毛ばけ・ローラーばけ等を下地の状況に応じて適宜使い分けて施工範囲の全面にむらなく均一に塗布して下さい。
塗布量が極端に多すぎたり、よどみが出ると表面に皮膜ができ、中に溶剤が残ってしまい、防水層の軟化や膨れの原因になるので注意して下さい。

改質アスファルトシートの張付けに先立ち、増張り用シートを用いて以下の増張りをします。

1)出入隅部
テープV(またはテープVA)を用いて立上り面と平場に張り掛けて増張りします。

2)出入隅角
テープV(またはテープVA)を250mm角に裁断し、下図のように増張りします。

3)ドレン回り
ドレンの形状に合わせ裁断したシートをよくあぶり一枚づつ張付け、重ね合わせた部分を焼ゴテで目つぶしして、表面が一体になるようにシールします。
改修工事の場合は、鉛製改修用ドレンを下地へよく、なじませ同様に増張りを行います。

4)ALCパネル短辺部、コンクリート打継ぎ部は、300mm程度の増張りシートを用います。
PCコンクリート接合目地は部材の両側に100mm程度ずつ張り掛けることのできる幅の増張りシートを用いて絶縁張りを行って下さい。

1)シートの割付けは原則としてドレン振り分けとし、水上側が水下側の上に重なるように仮敷きします。
両端部より中心へ両耳が平になるように巻き戻します。
シート相互の重ね幅は、長手、幅とも100mm以上とします。

2)シートの裏面及び下地をトーチバーナーであぶり改質アスファルトを十分に溶融させます。シート裏面にはスリット入りフィルムが積層してあり、トーチ炎によりエンボス模様が独立し網目状に拡大します。

3)下地への張付け及びシート相互の接合に当たっては、シート端部から溶融した改質アスファルトが、はみ出すように施工します。

4)シートの三枚重ね部は、水みちになりやすいので、中間のシート端部を斜めにカットして下さい。

5)シート砂面に重ね合わせる場合は、重ね部の砂面をあぶって砂を沈めた上に張り重ねます。

1)立上りへのシートの張付けは、巻き上げ張りを基本とし、浮きやしわが生じないようにていねいに張付けます。

2)シートの端部は、所定の位置に均一にそろえて耳浮きなどのないように焼きゴテで押え平滑にします。
押え金具を用いて留め付け、シール材を充填し水密性を図って下さい。

3)立上りの入り隅部は、張付け後は十分に押え付け、浮きが生じないように注意して下さい。


1)仕上塗料は、かくはん機などを用いて、顔料及び骨材等が分散するように注意しながら十分練り混ぜて下さい。

2)仕上塗装塗りは、防水層の乾燥を確認した後所定の塗布量をはけ又はローラーばけ等により均一になるように塗布します。

3)塗布後に降雨、降雪が予想される場合は塗布を見合わせて下さい。

4)エマルション系塗料は冬季の低温時は凍結や塗装後の造膜形成が行なわれない恐れがあるので注意して下さい。


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